発達障害ガイド http://h-guide.net/bimoji/

子供の字が汚い読めない…字をきれいに書く練習方法まとめ

字を書くのが苦手な多い発達障害・ADHD・学習障害など自閉症スペクトラムの傾向の子供が、字を練習する上でのポイントやきれいな字を書くための練習方法をまとめました。

広汎性発達障害・ADHD・学習障害など自閉症スペクトラムの傾向がある子供は、指先が不器用だったり、筆圧が強すぎたり弱すぎたりなど様々な原因によって、文字を書くことが苦手なことが多いです。

読めないほど字が汚い場合は、テストでバツをつけられたり、計算ミスの原因にもなりかねません。とはいえ、子供に合わない方法でひたすら練習をさせても、子供はどんどん字を書くのが苦痛になり、やがて勉強そのものが嫌いになってしまう恐れもあります。

そこで子供への負担が少なく、前向きに取り組めるような、きれいな字を書くための練習方法や、練習する上での大切なことをまとめました。

字を練習する上で大切なポイント

字がうまく書けない原因を知る

子供の字が汚い原因は、文字の形やバランスが捉えにくい、視写(目で見たものを書き移す)が苦手、といった視覚的な原因(視覚認知や視空間認知)や、握力や手の力が弱い、指先が不器用、筆圧が弱い、筆圧が強い、といった動作的な原因(協調性運動障害)など、様々なものがあります。

学習障害の特徴の1つである書字障害(読み書き困難)の傾向がある場合は、ひらがなやカタカナが左右反転した鏡文字を書いたり、「を」と「お」を間違える、小さい「っ」「ゃゅょ」など促音(そくおん)や拗音(ようおん)が抜けたり間違えたりする、覚えてもすぐに忘れて定着しない、などが見られます。

関連記事:学習障害とは?

このように字が汚い理由は脳や身体の発達が原因であって、決して適当に書いているわけではありません。本人も「上手に書けるようになりたい」と思って、丁寧に頑張って書いているので、強く叱ってしまうと「頑張ってるのに……」とやる気や自信を失ってしまいかねません。
もし学校の担任の先生が文字の採点に厳しい場合は、ミスにはマルもバツもつけないなどお願いをしてみてください。

なお、2016年2月に、学校教育における漢字の「とめ」や「はらい」などは細かい違いは許容するように、文化庁の文化審議会漢字小委員会が漢字に関する指針を作成しました。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2016022902.html

字を練習させるコツやポイント

低学年の子供はみんな字が汚い

低学年から習字を習っている子供でも、上手に書けるようになるのは3〜4年生頃からと言われています。1〜2年生で字が汚いのは当たり前のことですので、あまり焦らずにゆっくり取り組むことをおすすめします。

「きちんと」「ちゃんと」は禁句

ついつい「ちゃんときれいに書きなさい!」などと叱ってしまいがちですが、いくら「ちゃんと」と叱っても子供の字は上達しません。
なぜなら子供にとってはただ叱られているだけでしかなく、うまく書ける方法を教えていないからです。
こうしたら上手に書ける、ここを直したらきれいになるなど、具体的に分かりやすく学べるように、字を教えるプロが監修している教材を使うことをおすすめします。

「漢字を覚えること」と「きれいな字を書くこと」は別のもの

漢字をなかなか覚えられない子供は、字の練習と覚える方法とは、それぞれ別に対策してあげることをおすすめします。覚えられなくても叱らずに、きれいに書けていることを褒めてあげましょう。

繰り返し練習・反復練習について

基本的に子供は同じことを何度も繰り返し練習することが苦痛です。特に発達障害の子供には反復練習は避けるべき、むしろ逆効果とさえ言われています。とはいうもののやはり、文字はある程度は繰り返し練習をしないと上達はしないものですよね。
少しでも楽しんで練習できるように、動画や通信教育や市販の教材など、様々な教材を比較して、お子さんに合った教材を選んでくださいね。

パソコンのタイピングを早めに教えてあげる

鉛筆やペンで字が書くのが苦手な子供は、早めにパソコンのキーボードが使えるように、タイピングの練習を始めることをおすすめします。
小学校の間はパソコンを使う機会はあまりありませんが、中学高校と進学すればいずれは使うことになりますし、なによりも「鉛筆で字を書くの下手だけどパソコンを使えば文字が書ける(打てる)」と思えることで、勉強への自信や意欲を保ちやすくなるのではないかと思います。

六度法で練習する

最近話題の六度法とは、富澤敏彦さんという方が開発された「3つの簡単なルールを覚えるだけで、誰でもきれいな字がかけるようになるテクニック」のことです。
糸井重里さんのほぼ日に富澤先生のインタビューと、六度法を実践してすぐに効果が現れる様子が掲載されています。
https://www.1101.com/rokudo/2011-12-13.html

六度法の優れているところは、ルールが簡単で明確な上、六度法の技法をマスターすれば全ての漢字に適用できるため、たくさんの漢字全てを繰り返し何度も練習する必要がないという点です。
また短い練習でも効果が現れやすいので、特にADHDなど集中力が続かない、飽きっぽいお子さんにはおすすめです。

たった3つのルールで誰でもきれいな字が書ける六度法

六度法については、こちらの別ページでおすすめな理由や練習方法などを詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

六度法について詳しく読む

くもん(公文)の書写教室で練習する

与えられた課題を飽きずに最後まで出来るタイプの子供には、公文式の学習が向いています。
毛筆などのコースもありますが、低学年の子供には鉛筆での文字の書き方が学べる「かきかた」コースから始めてみることをおすすめします。
いずれ算数や国語などの塾として公文を検討されている場合は、まずは書写教室から始めてみるのはいかがでしょうか?
書写を開講している教室はあまり多くないため、まずはお近くに公文の書写教室があるかどうかをご確認ください。
公文の書写教室

無料で学べる通信教育「美文字くらぶ」

パソコンやスマホ・タブレットを使って、きれいな字の書き方が無料で学べる会員制のサービスです。
運営しているのはペン習字教育では歴史のある「日ペンの美子ちゃん」でおなじみの日本ペン習字研究会です。

  • 【ビジネスマン向け】 ビジネスでよく使う単語
  • 【子育てママ向け】 家庭・学校でよく使う単語
  • 【子ども向け】 幼児を対象とした運筆トレーニング

以上の3つのタイプに合わせた、お手本の動画が毎月更新されます。なぞり書き練習もできるオリジナルの練習用紙「美文字練習シート」もダウンロード出来ます。
家族全員で利用できるので、子供と一緒にパパママも練習をすると、子供も楽しんで取り組むことができます。
パソコンやスマホのメールアドレスと氏名を入力するだけで簡単に始められるので、とてもおすすめです。

この記事がお役に立ったらシェアをお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関するキーワード