小学校入学を控えた、発達障害または発達が気になるお子さんがいらっしゃるご家族のみなさま、ご入学おめでとうございます。
広汎性発達障害・アスペルガー症候群・ADHDなど自閉症スペクトラムやその傾向がある子供の場合の小学校入学準備って、どんなものを用意すればいいの?と心配なご家族のために、入学準備や学用品選びのポイント・おすすめグッズなどの情報をまとめています。
今回はランドセル編をお届けします。発達が気になる子供に使いやすいランドセルを選ぶポイントを詳しくご紹介します。
ランドセルを購入する時期
ランドセルはオーダーメイドではない既成品も含めて、基本的に受注販売になります。
ご希望のメーカーの注文締切を確認して、遅くても年長さんの夏までに注文をすることをおすすめします。
発達障害の子供のランドセル選び
ランドセルは色々なメーカーから、値段も安価なものから高価なものまで選びきれないほどたくさんの種類が発売されています。
発達障害の特徴のある子供にとって、どんなランドセルが使いやすいのでしょうか?
ランドセル選びで重視した方がよいポイントについてまとめてみました。
ポイントその1:軽さ
発達障害の子供は、筋力が弱かったり、学校で頑張りすぎて疲れやすかったりすることがあります。また、忘れ物をしないようにするために、全教科の教科書ノートを毎日持って行くようになる子供も大勢います。
そのためランドセルの素材は、牛革(本革)ではなく、クラリーノ(人工皮革)製の、軽いタイプをおすすめします。
お子さんが興奮しすぎたり、嫌がったりして試着できないこともあるかと思います。
そういう時は実際にお母さんが背負ってみて確認することをおすすめします。
ポイントその2:持ち手(取っ手)付き
子供が学校でロッカーに出し入れする時だけでなく、親が学校や習い事に送り迎えする時にも、持ち手があるととても便利です。
ポイントその3:丈夫さ
ADHDの傾向がある発達障害の男の子などは、力が入りすぎてランドセルを乱暴に扱ってしまうこともあります。逆にお友達から引っ張られて壊れてしまうこともあるかもしれません。
お気に入りのランドセルが壊れてしまうのは、物へのこだわりが強い発達障害の子供にとってはとてもショックなことです。安価なランドセルではなく、6年保証付きで耐久性の高い丈夫なものがおすすめです。
ポイントその4:A4フラットサイズ
発達障害の子供の場合、プリント類の整理をするためのファイル、全教科分の教科書ノートなど、他の子供よりもランドセルにしまうものが多くなる可能性があります。大きい方のサイズを選ぶことをおすすめします。
ポイントその5:ワンタッチロック
発達障害の子供は指先が不器用なことが多いため、ランドセルを閉める部分の金具がワンタッチで閉まるタイプがおすすめです。
1人でも閉められるように、入学前に練習もしておきましょう。
発達障害の子供におすすめのランドセル
ふわりぃシリーズ
圧倒的な軽さの「ふわりぃ」、中には約990gと驚くほど軽い商品もあります。
ふわりぃ 障がい児用オーダーメイドUランドセル
ふわりぃは、障害のある子供用のオーダーメイドができます。
指先が不器用だったり力が弱い子供でも楽に扱えるフックやファスナー引き手などのパーツ、背負いやすくする機能など、子供の特徴に合わせて細かくカスタマイズすることができます。
オーダーメイドの価格は¥40,000前後と、市販のランドセルとそれほど変わらないので、ぜひご覧になってみてください。
ふわりぃ 通常販売ランドセル
天使のはねシリーズ
セイバンの「天使のはね」は、肩ベルトの付け根部分に「はね」が内臓されているのが特徴です。肩ベルトが一定の角度で立ちあがることで肩にかかる重さが分散されるため、体感重量が軽く感じます。
「はね」はプラスティックの芯材が入っていて肩の形に合わない場合もあるため、試着の際によく確認することをおすすめします。
フィットちゃんシリーズ
約170種類と圧倒的に豊富な種類の中から、お気に入りのランドセルを選べるフィットちゃんシリーズです。
天使のはねと比較して、肩ベルトに芯材は使っておらず、背当ての通気性などフィットちゃん独自の工夫が特徴的です。
まとめ
発達障害や発達障害が気になるグレーゾーンの子供の小学校入学準備の中から、ランドセル選びのポイントやおすすめのランドセルについてご紹介しました。
ランドセルは高価ですし6年間使い続けるものです。
おじい様おばあ様からプレゼントしていただく予定のご家庭も、ランドセル選びを任せっきりにするのではなく、試着をして銘柄や色を指定されることをおすすめします。
ランドセル選び以外にも、発達障害の子供の小学校入学準備について色々なことをまとめています。ぜひご覧になってください。